ヘッドパーツ交換

ステアリングの要であるヘッドパーツが痛んでいては、スムーズなコーナリングができないばかりか、直進安定性迄も低下してストレスになります。

痛んだヘッドパーツを交換したり動きが悪くなったヘッドベアリングをオーバーホールして、ステアリングのスムーズな動きを取り戻しましょう。

FLUENTEでは、ヘッドパーツの交換作業やオーバーホールを承っております。
FLUENTE迄お問い合わせ下さい。


FLUENTE
TEL&FAX 03-5426-3868
http://fluente.jp/


お客様より、ヘッドパーツの交換作業を承りました。

下ワンと下球押しに、ベアリングによる窪みである打痕が着いています。

この窪みにベアリングが嵌り、ステアリングの動きにクリック感が出てスムーズなコーナリングができませんし、ステアリングの細かい動きがなくなるために直進安定性が大幅に低下します。
ハンドルに手を軽く添えるだけでは直進を維持できなくなり、ハンドルで修正を重ねながら直進状態を維持することになります。

交換するヘッドパーツは、タンゲのLEVIN-CDS です。

所謂鉄の LEVIN で、オール Cr-Mo 製です。

軽合金のワンやナットを使用した軽量のLEVIN アロイもありますが、軽合金のワンに薄い鉄の球当たりを圧入してあるモデルは、打痕が付き易くベアリングのスムーズさでは劣っていますので、重量よりも動きのスムーズさと耐久性を優先して鉄製のヘッドパーツを選択しています。

ヘッドパーツの規格は、イタリアアン（ITA）です。

交換する右側の LEVIN の上ワンは、曲率が高くメッキ映えする形状です。

上下の球押しの球当たり部は研磨されておらず、グリスを入れずに組み合わせて手で動かしてみると抵抗を感じます。

上下の球押しの球当たり部を軽く研磨して、スムーズに動くようにしてから取り付けました。

ステアリングの動きがスムーズさを取り戻して、コーナリング時の動きや直進安定性が格段に良くなりました。