FLUENTE店長の四方山話

自転車について徒然につづっています。

32Hのハブで28Hのリムを組む その後



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以前紹介した、32Hのハブを使って28Hのリムを組んだホイールですが、通勤を中心に使い始めて2ヶ月程経ちました。

使用した感覚は、インプレッションの記事に書いたとおりです。

使用し始めて、5日目で横振れが目立って来ました。
ノンドライブ側のスポークバターンの関係から、スポークテンションがアンバランスになっている部分があり、その部分がドライブ側のスポークが2本連続している部分と重なっているために振れが出やすくなっていたようです。

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スポークテンションがなるべく同じになるようにスポークバターンを変更して組み直しました。
ドライブ側のスポークが2本連続する部分があるために、縦振れを完全に取り切ることは出来ません。
横振れもスポークバターンが不均衡なので、細かくテンションを上げながら調整していかないと、振れを大きくしてしまう場面が出て来たりします。

横振れは取り切ることができました。
縦振れは、2:1のスポークバターンのホイールと同程度以下に抑えてあります。

使用を再開すると、使用した感覚に差は感じられませんでした。

使用中目立った振れやスポークの緩みは発生していません。

このホイールは、ドライブ側の4本のスポークとノンドライブ側の3本のスポークを1組のバターンとし、4つのバターンを組み合わせて28Hのホイールとしているために、スポークバターンの境目で細かい横振れが出やすいように感じますが、ドライブ側とノンドライブ側のスポークを同数で組んだホイールと比較して、振れの量が大きくなるようなことはありませんでした。

20H リムを 3:2 のスポークパターンで組んだホイールと 28H のリムを 4:3 のスポークパターンで組んだホイールを使用して感じることは、ドライブ側とノンドライブ側を同数で組んだホイールや 2:1 のスポークパターンで組んだホイールと比較して、掛かりが良く(特にダンシング時)、コーナーでの剛性感が高いことでした。
ドライブ側とノンドライブ側のスポークテンションの差が小さく、ノンドライブ側もタンジェント組みで組まれていることの影響が大きいのだと思います。