FLUENTE店長の四方山話

自転車について徒然につづっています。

完組ホイールのオーバーホール




FLUENTEでは、完組ホイールの点検、調整、オーバーホールを承っております。FLUENTEまでご相談ください。

FLUENT
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お客様より完組ホイールの点検・調整を承りました。

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EASTON EC90 AERO 55 です。

今シーズンのレースに向けて、点検・調整をとのご依頼です。

ハブを点検したところ、フロントハブの回転の感触が重く感じる部分が有ったのでオーバーホールをすることにしました。
レースでしか使用していないのて、昨シーズンは数回しか使用していないのですが、そのうち 4回は雨のレースだったとのことでした。
ハブ軸外側のキャップを外したところ、片側のベアリングレースにサビが浮いていました。
ベアリングの回転の感触にもムラが有ったので、シールを外して質の良いグリスを充填し、シールドベアリングの外側に防水のためのグリスを塗布してから、ハブ軸のキャップを取付けました。
リヤハブもオーバーホールしています。ベアリングとフリーに特に異状はありませんでしたが、ベアリングのグリスを質の良いものに入れ替えました。
フリーの潤滑剤には添加剤を加えて、フリーの作動時の抵抗を低減しています

ホイールとしては、フロントホイール、リヤホイール共に、ごく僅かな横振れがありました。
SAPIMのストレートスポークを非常に高いテンションで張ってありますが、スポークテンションの目立った低下はありませんでした。

このホイールは、以前当店でお渡し前の点検・調整をしていますが、始めの組み上がり精度は大変高く、僅かな横振れが有っただけでした。

チューブラータイヤ用のリムで、タイヤは約1年前にリムセメントで貼ったものです。
ホイールがインナーニップル仕様なので、確実な点検のためにはタイヤを剥がす必要が有るのに加えて、貼ってから約1年が経って貼りが甘くなっているのでタイヤを貼り直しました。
リヤタイヤの減り具合から、ローテイションには丁度良い機会だったので、フロントとリヤのタイヤを入れ替えて貼り直してあります。