FLUENTE店長の四方山話

自転車について徒然につづっています。

ランドナーのホイールを組みました。

お客様よりランドナーのホイール組みを承りました。

ニジのスルーディのリムとカンパニョーロのレコードハブで組んだホイールのリムがダメになってしまったので、組み替えて欲しいとのご依頼です。

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リムは、先日ラージフランジの36Hハブでホイールを組んだ、パセンティのブルベリムです。 今回は、ハブに合わせて32Hになります。 重量は、今回も460g台でした。

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フロントホイールは6本組、イタリアンで組んでいます。
スポークは、星 スターブライト φ2.0-1.6mm バテッドをウイングライトという疲労強度を高める処理をしたものを使用しました。
普通のスターブライト よりもゴールドが強く出ていて、チタンカラーのようです。

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リヤホイールは、ドライブ側を6本組、イタリアン、 ノンドライブ側を8本組、イタリアンで組んでいます。
ドライブ側は、以前組んだ6本組の組跡が強く残っているため、跡に合わせて6本組で組んで欲しいとのご要望で6本組にしました。
パセンティのブルベリムをスモールフランジのハブで8本組しようとすると、DTやサピムのスポークでは長さが足りないので、星のスポークを使用しています。
ドライブ側は、ステンレス φ2.0-1.8mm バテッド、ノンドライブ側は、スターブライト φ2.0-1.6mm バテッドで、どちらもウィングライト処理をしたものです。
ステンレスとスターブライトでは、ステンレスの種類が違うので、ウィングライト処理をした後の色味が違っています。
ステンレスの方は、チタンカラーというよりもブラウンに近い色になっていますが、ウィングライト処理の変色具合は一定ではなく、その時々で濃淡が変わるようです。

星のスポークは、スポーク単体でたわませると、DTと比べて腰があるというか硬さがあります。
今回使用した、星工業のφ2.0-1.6mmバテッドスポークは、DTのφ2.0-1.5mmバテッドスポークと比べて0.1mm太い事もありますが、材質からくる硬さの違いもあり、DTのφ2.0-1.5mmバテッドスポークで組んだときよりも、剛性が感触で2割程度高く組めるように感じます。
お客様に、限界までスポークテンションを高めて組むかどうかを確認したところ、9割程度のテンションで組んで欲しいとのご希望でしたので、限界までスポークテンションを高めて組んではいません。
ホイールの剛性感がもの足りない場合は、スポークテンションを高めて若干改善する余地があります。