FLUENTE店長の四方山話

自転車について徒然につづっています。

シマノ のホイール等

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写真は、シマノの完組ホイーWH-6800 です。

コスパが高いとの評価があり、使っている方も多いホイールだと思います。

写真のホイールは昨日お客様にお渡ししたものですが、実はこのホイール、仕入れてから2度交換しています。

問屋から仕入れたものは、後輪のリムからのニップルの出かたが最大で1mm以上違っていました。
アルミリムで手組みホイールを組んだ場合、ニップルからのスポークの出かたが1mm以上違うなどと言うことは、スポークの長さが違っている以外には考え難いことです。
専用設計のスポークを採用して組み上げられたWH-6800の場合は、さらに考え難いことなので、シマノお客様相談室に連絡して交換して貰いました。

交換品として届いた2組目のホイールをチェックしたところ、前輪にはわずかな振れがありましたがこれは簡単に調整できました。
後輪にはセンターのずれとわずかな横振れがあり、これも調整することができました。
問題はリムのつなぎ目ではないスポークとスポークの間に局部的に結構大きな縦振れがあったことです。お客様にお渡しするには大きな過ぎる振れだったので、スポークを緩めてから振れ取りをしたのですが、局部的な縦振れがスポークとスポークの間にあるために、どうしても納得できるまで縦振れを収めることがでませんでした。
このホイールも交換して貰いました。

3組目のホイールは、前輪にはやや大きな縦振れが、後輪にはわずかなセンターのずれと横振れ、やや大きな縦振れが確認できましたが、どれも納得できる大きさまでに収めることがでたので、やっとお客様にお渡しすることができました。

シマノに限らず、完組ホイールの組み上がりの精度が値段に関わらずあまり高く無いのは、皆さん良くご存知だと思いますが、シマノの中級クラス以下のホイールの場合、縦振れの追い込み具合が甘いものが多いように思います。

タイヤはパナレーサーのツアープラス・ブルベエディション 26Cが装着されています。

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WH-6800に装着した実測幅は25.7mmと、ほぼ表示通りの寸法でした。

長距離耐久走であるブルベ向けに、耐パンクベルトの装備や耐サイドカット対策を施されたタイヤとしては軽量と乗り心地の良さを謳っているモデルです。

空気圧を上限に近い700kpaに設定して試乗しましたが、耐久性を高めたタイヤにしては、乗り心地と転がりはかなり良いと感じました。
タイヤの太さからくる安心感も高いので、名前通りにブルベやファストラン等にお勧めできるモデルです。