FLUENTE店長の四方山話

自転車について徒然につづっています。

ブエルタ・ア・エスパーニャ 2014

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8月23日より、スペイン一周レースである「ブエルタ・ア・エスパーニャ」が始まりました。

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ブエルタと言うと、ジロやツールを優先するために大物選手があまり出場せず、開催がツールの後ということもあって、以前から扱いが小さかったけど、今年のブエルタはちょっと違うみたい。

何と言っても、ツールで落車による怪我でリタイアを余儀無くされた、フルームとコンタドールが 出場している。
また、今年のジロを劇的に制したキンタナが出場しているのに加えて、ツール完走組からは地元スペインのバルベルデとロドリゲス、フランスの若手ピノも出場となかなかの豪華メンバー。
エバンスや懐かしのジロ覇者クネゴ等ベテラン勢も出てるし(さすがに二人ともエースじゃ無いけどね)、面白く成りそうです。

ツール完走組と言えば、ツールでマイヨ・ベールを連日保持して獲得するも一度もステージ優勝できなかったサガンと、アシストとして活躍した他ステージ2勝を上げたマルティンも出てます。
ツールで活躍を見せて完走した後に、またグラン・ツールに出場なんて最近ではなかなか大変だと思うけど、活躍を期待しましょう。
大変とい言えば、ジロを落車でリタイアした後、ツールで山岳賞争いをしたロドリゲスは、3大ツール全てに出場することになったんだから驚きです。

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今日は休養日で、昨日の一級山岳の頂上ゴールで動きがあったみたい。
コンタドールが、主にフルームとの差を開くためにアタックして、それをキンタナとロドリゲスが追うことでこの3人がフルームとバルベルデから23秒タイムを稼ぐことに成功してる。
フルームは調子が今一つだったみたいだし、バルベルデは、同じチームのキンタナが行っているのに、自分も追い掛けたときフルームを引いて連れて行くことになるのを恐れて、フルームの後に付いたままゴールした、とインタビューに答えていた。
結果、リーダージャージの「マイヨ・ロホ」(赤いジャージ)は、バルベルデから同じチームのキンタナに移り総合2位のコンタドールに3秒差、3位のバルベルデに8秒差、このステージの勝者で4位のアナコアには9秒差、フルームに28秒差、ロドリゲスには30秒差となっている。

地元スペインとコロンビア勢の活躍が目立って来たり、調子の良し悪しも見え隠れしているけれど、有力選手間のタイム差はまだ少ないし前半戦が終了したばかり。
なかなか見られない、豪華メンバーによる「ブエルタ・ア・エスパーニャ」。
今後の展開は如何に。
「マイヨ・ロホ」は誰の手に。

楽しみです。