FLUENTE店長の四方山話

自転車について徒然につづっています。

ホイール組

近年では、ロードバイク用のホイールがすっかりメーカー製の完組ホイールになりました。
低価格のモデルでもパーツ構成に優れたものもあり、バリエーションも富んでいて色々な条件に合わせて選択できるようになっています。

しかし、完組ホイールは基本的にレースでの使用を前提としてデザインされているモデルが殆どで、ファストランやブルベ等の長距離耐久走などには必ずしも有利な機材ではありません。
中価格帯迄のモデルではリムの重量が重いモデルが多く、その他の構成から考えても定価で6万円以上のモデルでないと完組ホイールのメリットを十分に感じられません。
FLUENTEホームページの豆知識「手組ホイールと完組ホイール」を参照して下さい。

中価格帯迄の完組ホイールと同等の性能か一部の性能が上回るホイールを手組ホイールとして組んだ場合、完組ホイールよりも低価格で組み上げることができます。

FLUENTEでは、市街地でのストップ&ゴーへの対応と乗り心地の良さを重視したオリジナル構成の手組みホイールを承っております。
FLUENTEホームページ内の商品紹介、2014年1月「手組ホイール」を参照して下さい。

手組ホイールは、様々な使用状況や体重、パワーに合わせてパーツ構成を企画して組み上げます。また、一部の性能に特化したデザインを企画することも可能です。
どのようなデザインのホイールを企画するかでパーツ構成が変わり、価格も大きく変わりますので、詳しくはFLUENTE迄お問い合わせください。

FLUENTE
TEL&FAX 03-5426-3868
http://fluente.jp/



オールシルバーのホイールで、踏み出しと登りが軽く、乗り心地の良いホイールをとのご注文をいただき、パーツ構成を企画して組み上げました。

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前後共に、ハブはtradizione+ 28H、リムはtradizione zero 28Hです。

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tradizione zeroのリムは、390gの重量により踏み出しと登りの軽さを、ローハイトデザインにより乗り心地の良さを考えて採用しました。

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前輪は、2.0-1.8mmバテットスポーク、イタリアン 4本組です。乗り心地を考えてタンジェント組です。

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後輪は、ドライブ側が2.0mmプレーンスポーク、イタリアン 4本組、ノンドライブ側が、2.0-1.6mmバテットスポーク、イタリアン 8本組です。

ニップルは全てアルミニップルを採用しています。

おちょこの大きなハブで組んだホイールに生じるスポークテンションのアンバランスが少なくなるように、スポークの太さと組み方を変えて組み上げました。
この寸法のハブで組んだホイールとしては、一般的な構成と組み方のホイールよりもノンドライブ側のスポークテンションが高くなっています。