FLUENTE店長の四方山話

自転車について徒然につづっています。

チューブラータイヤの貼り替え 2

FLUENTEでは、チューブラータイヤの交換を承っております。また、カーボンホイールの補修も一部可能です。

お問い合わせください。

FLUENTE
TEL&FAX 03-5426-3868
http://fluente.jp/



チューブラータイヤの交換を承りました。

走行中にバルブアダプターが吹き飛んでしまい、空気を入れられないので見て欲しいとご来店されました。

バルブアダプターを取り付けて空気を入れ、ポンプを外すと空気が吹き出してきます。
バルブが壊れて空気を保持できないようです。
タイヤを外してバルブを確認すると、バルブのネジを緩めた状態では空気が保持できませんでした。

バルブコアが外せないタイプのタイヤでしたので、今後はバルブトラブルをが出来るだけ起きように、バルブコアが外せるタイプのタイヤにバルブエクステンションを取付けてタイヤを貼り替えることにしました。

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バルブトラブルはタイヤを交換することで対処できたのですが、ホイールからタイヤを剥がすときに3箇所程カーボンの表面がチューブラーテープに付いて剥がれて来ました。

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写真の部分はまだ良い方で、約15cmに渡って何度も剥離してカーボンがハッキリと薄くなっている部分がありました。

ホイールの強度が心配になる剥離具合でしたので、剥離がこれ以上進まないようにするために剥離した表面をエポキシ樹脂で固めてしまうか、十分なベッドを作ってからリムセメントでタイヤを貼るためにお預かりを提案させて頂きました。

お客様はお近くにお住まいではなく出先でのトラブルで、余り時間が無いのでこのまま乗って帰りたい、次にタイヤを交換するときのためにチューブラーテープでタイヤを貼って欲しいとのことでしたので、お客様に剥離した場所への対処の方向を説明させていただいて、チューブラーテープでタイヤを貼りお渡ししました。

チューブラーテープでタイヤを貼ったカーボンホイールからタイヤを剥がすときに、表面のカーボンの層がチューブラーテープに付いて剥がれて来ることがあります。
一度剥離が起きた場所は、タイヤを剥がす度にカーボンの層がチューブラーテープに付いて剥がれて来て、何度も繰り返しているとカーボンの積層が薄くなってしまい強度に影響がでることもあります。
カーボンの剥離が起きた場合は、剥離が起きた場所の表面をエポキシ樹脂で固め直すか、リムテープでタイヤ貼るのを辞め十分なベッドを作ってからリムセメントでタイヤを貼るとカーボン層の剥離が起き難くなります。

剥離が一度起きるとその後はタイヤを剥がす度に剥離が起きるので、剥離が起きた場合は直ぐに対処する事が肝心です。