FLUENTE店長の四方山話

自転車について徒然につづっています。

ハンドルを押して使う

FLUENTEでは、フィッティングを承っております。
ポジションを最適化するだけでなく、ペダリングのイメージやハンドル各部の使い方等、お伝えする具体的な身体の使い方を実際にペダリングしながら試して確認していただいております。

FLUENTEのフィッティングを是非ご利用ください。
お問い合わせ、お待ちしております。

FLUENTE
TEL&FAX 03-5426-3868
http://fluente.jp/


ドロップハンドルは高出力を出すときに引く方向に力を入れるものだと良くいわれています。
特に登りでアップバーを持って走る場合、ハンドルのセンター寄りを握り脇を閉めてハンドルを引くことで、ペダリングの力で上半身がブレないように固定すると必ずといって良い程目にして来たと思います。
しかし、選手達は登りや単独のアタック、TTやパベ等、高出力が必要な場面でハンドルバーを押す方向に力を入れて上半身を固定しています。
実際に試してみると、ハンドルバーを引いて使うよりも高いケイデンスを保ちながらトルクを掛けられ高出力につながるといった印象です。

以下の写真は、ハンドルバーを押す方向に力を入れて走っているときの特徴が良く出ているものばかりです。

文章では説明することが難しいので、写真から身体の使い方の特徴を読み取って試してみて下さい。
写真の関係で往年の名選手ばかりになっていますが、現代の選手達も同じようにハンドルバーを押す方向に力を入れて走っている場面があります。
雑誌やネットの写真や動画の中から探してみて下さい。
FLUENTEでは、フィッティングしながらハンドルバーを押すときの身体の使い方を解説させていただいております。
同時に、実際にペダリングしながら試し、確認していただくことができます。

簡単に特徴をあげると、「開いた肘と脇」「ケイデンスが極端に低下しない場面、緩い登りや平地逃げ等で多用している」になります。
肩甲骨周りにも特徴が出ています。

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緩い登りで、腕が確認できる3人がハンドルを押して走っている。
先頭は若きジモンディ。

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これも緩い登りの場面。
手を置いた位置は違うがハンドルを押して走っている2人、メルクスとジャンニ・モッタ
メルクスはハンドルを引いて走っている写真が多いが、この場面ではハンドルを押している。

イメージ 3


TTを走るジャック・アンクティル。
下ハンを押しながら走っている。

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真のMr.パリ-ルーべ、ロジュ・ド・ブラマンク
ブラケットに置いた独特な手の形でハンドルを押している。

イメージ 5


雨のパリ-ルーべでのトム・ステールス。
大きく開いた肘がハンドルを押していることを示している。