FLUENTE店長の四方山話

自転車について徒然につづっています。

ホイールのメンテナンス


FLUENTEでは、乗り方や体重を考えて組み上げる手組みホイールの企画、組み上げを承っております。

FLUENTEまでご相談ください。

FLUENTE
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シマノ WH-RS80-C50のメンテナンスを承りました。

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フロント、リヤ共、ハブをオーバーホールしましたが、異常があってことではありません。
カップ&コーン形式のハブの場合、初期の馴染みが出た段階で一度オーバーホールしてから球当たりを追い込んで調整すると、回転がスムーズになり性能を保持し易くなるので、今回オーバーホールすることにしました。

フロントハブ、リヤハブ共に分解して洗浄し、新たにグリスアップして球当たりを追い込んで調整しました。

リヤハブは思ったような回転の調子が出せました。
フロントハブは、球当たりの感触にかなりムラがあり、当たりのキツイところと緩いところの差が大きくて、球当たりを追い込んで調整できませんでした。
ワンやコーンの偏心を疑いましたが、交換のパーツが無くハブ軸の曲がりも疑われるので、手持ちのハブ軸と交換してみました。
球当たりを調整すると、球当たりのムラは殆ど感じられ無くなりました。

フロント、リヤ共に振れ取りとセンターのチェックをしましたが、両方とも大きめの縦振れと細かい横振れ、僅かなセンターのズレがあり、調整しました。

20本のスポークで構成されているリヤホイールはまだ良いのですが、16本のスポークで構成されているフロントホイールは、スポークの間隔が空き過ぎていて、振れ取りのとき追い込んだ調整がなかなかできませんでした。

UCIの規定では16本が最小のスポーク本数ですが、調整できる金属製のスポークで構成されている場合、実用上も最小だと思います。

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スプロケットは、スラムの11-28Tが採用されていましたが、11~13Tは殆ど使わずワイドレシオ過ぎて使い難いということで、スラムの22~28Tのスプロケットのブロックとシマノのジュニア用のスプロケットを組合わせて、14-28Tのスプロケットを構成しています。

自転車のコンポはスラム ライバルですが、特に問題はなくスムーズに変速しています。