FLUENTE店長の四方山話

自転車について徒然につづっています。

シマノ RD-4700GS


フルエンテでは、フレームからの自転車の組み上げを承っております。

完成車としてメーカーのカタログモデルに無い仕様の自転車をご希望される場合、フレームとパーツを選定し、使用目的や身体に合った自転車をお客様のイメージに近い形に組み上げます。

FLUENTEまでご相談ください。




FLUENTE
TEL&FAX 03-5426-3868
http://fluente.jp/



お客様より、フレームからの自転車の組み上げを承りました。

Cr-Mo フレームでフラットハンドル、シングルチェーンリングで32Cのタイヤが履けるサイドプルブレーキを採用したクロスバイク風の自転車が欲しいとのご相談を受けました。

メーカーのカタログモデルには該当するモデルが殆ど無く、カタログモデルをパーツを変更してご希望に合わせることも難しいので、希望の仕様が可能なフレームでお客様のイメージに近いモデルとパーツを揃え組み上げることになりました。

将来的には、ドロップハンドルとダブルチェーンリングへの仕様変更をお考えとのことですので、その事を考慮してフレームの種類、サイズ及び各パーツを選定しました。

イメージ 1


リヤの変速機は10Sのシマノ 4700 シリーズです。

シングルチェーンリングなので、リヤのスプロケットをワイドレシオにしたいのと将来ダブルチェーンリングにするときに低いギヤ比が採用できるように、キャパシティが大きく最大 34T のスプロケットに対応可能な RD-4700GS を採用しました。

イメージ 2


画像で比べてみると RD-4700SS とRD-4700GS では、パーツ各部の寸法などが違っています。
GS は SS に比べ、プーリーケージが長くなっているだけで無く、パンタグラフの腕の長さが長くパンタグラフのスラント角も大きくなっており、ワイドレシオのスプロケット間をプーリーが移り易く、大きな歯数のローギヤにプーリーが掛かり易い設計になっています。

イメージ 3


RD-4600GS は、パンタグラフ部の設計は変えずにプーリーケージの形を変え長さを伸ばしただけでした。
このデザインは、トリプルチェーンリングを採用するときのキャパシティを確保することが主な目的で、リヤスプロケットはクロスレシオが採用されることが多いからだったのかもしれません。

RD-6800GS から採用され新たな GS のデザインは、ダブルチェーンリングと 11-32T  や 11-34T のワイドレシオのスプロケットを採用されることが多くなることを考慮して、ワイドレシオのスプロケットに合わせて各部の寸法等を最適化するためなの設計になっています。