FLUENTE店長の四方山話

自転車について徒然につづっています。

32Hのハブで28Hのリムを組む


FLUENTEでは、乗り方や体重を考えて組み上げる手組みホイールの企画、組み上げを承っております。

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32Hのハブと20Hのリムで、ドライブ側とノンドライブ側のスポーク数を変えて組んだホイールをご紹介しましたが、同じような構成のホイールを、32Hのハブと28Hのリムで組んでみました。

20Hのリムのホイールでは、ドライブ側のスポーク数が12本、ノンドライブ側のスポーク数が8本の 3:2 の比率にして組みましたが、28Hのリムでは、ドライブ側のスポーク数を16本、ノンドライブ側のスポーク数を12本の 4:3 の比率にして組んであります。

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リムは、ALEX の R450、28H 。
リムハイトが 19.8mm のロープロファイルリムです。

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ハブは、20Hのホイールを組んだときに採用した ULTEGRA 6800 32H のハブを再利用しています。
11S用のハブで増大したオチョコ量からくるドライブ側とノンドライブ側のスポークテンションの差が、どの程度補正できるかを確認するために採用しました。

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ドライブ側は、ハブのスポーク穴を全て使って 6本組 イタリアンで組みましたが、リムの穴数が 28 なので変則的な組み方になり、位相のズレが発生しています。このため、スポーク長は同じではありません。

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ノンドライブ側は、スポークテンションを補正するために、8本組 イタリアンで組みましたが、こちらも変則的な組み方で一部組数を変えてあることもあり、スポーク長は同じではありません。

20Hのリムを 3:2 の比率で組んだときは、ドライブ側とノンドライブ側のスポークテンションの差が、ほとんどありませんでしたが、今回、28Hのリムを 4:3 の比率で組んだホイールのドライブ側とノンドライブ側のスポークテンションの差は、ドライブ側に対するノンドライブ側のスポークテンションの追従度で表すと、83%程度です。

4:3 の比率のスポークパターンに、ドライブ側 6本組、ノンドライブ側8本組とし、ドライブ側に2.0mmプレーンスポーク、ノンドライブ側に2.0-1.8mmバテッドスポークを採用して、できるだけスポークテンションの差が少なく成る構成としていますが、ほとんど差が無く成るところまでは補正できませんでした。