FLUENTE店長の四方山話

自転車について徒然につづっています。

32Hのハブで20Hのリムを組む 2 その後



FLUENTEでは、乗り方や体重を考えて組み上げる手組みホイールの企画、組み上げを承っております。
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32Hのハブを使用して20Hのリムで後輪を組み、通勤を中心に使用して 2ヶ月が
経ちました。
途中、振れのチェックはしていましたが、振れの調整は一切行わずに使用を続けました。
2ヶ月間使用して、心配されたスポークのゆるみは起きておらず、振れの発生も使用していれば出る程度の軽いものにとどまっています。
私自身は、体重が60kg程度、パワーはあまり無く回転主体で走るタイプなので、ホイールの走行試験として、通勤路途中の段差をわざと荒く乗り越えたり、短い急坂でのダッシュを繰り返し行ったりしてきましたが、目立った不具合は発生していません。

十分に使えるホイールだと思います。

ホイールの両サイドをタンジェント組のまま、ドライブ側とノンドライブ側のスポークの本数を 12本対8本の 3:2 にして、スポークテンションの差をほとんど無くしたためか、実走すると踏み込んだときの反応やコーナーでの剛性間は、同じリムを、両サイドを同じ太さの同数のスポーク数で10S用のハブを用いて組んだホイールよりも向上しているように感じています。
ノンドライブ側のスポークに 2.0-1.8mm バテッドスポークを採用しての結果なので、2.0mm プレーンスポークに変更すれば更に向上するはずです。

乗り心地に関しては、左右同数のスポークで組んだホイールとあまり変わらず、特に硬くは感じていません。

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20日ほど前にオーバーホールした ULTEGRA 6800 のリヤハブは、良質のグリスと添加剤が馴染んで、一段と回転の滑らかさを感じるようになっています。

デジタルアジャストシステムの採用で球当たりの追い込んだ調整ができず、ややキツ目の球当たりのままなのが残念です。