FLUENTE店長の四方山話

自転車について徒然につづっています。

BB30 ベアリング交換



FLUENTEでは、自転車の組み替え、組み上げ、オーバーホールを承っております。
FLUENTEまでご相談ください。


FLUENTE
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お客様よりロードバイクのオーバーホールを承りました。

BBの規格はBB30 です。

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クランクを取外して内部のベアリングをみるとサビが浮いていました。
動きを確認すると、動きが重いうえにジャリジャリと砂を噛んでいるかのような手応えです。

ベアリング内部がサビていると判断して交換することにしました。

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外したベアリングのシールを外してバーツクリーナーを吹くと、サビ混じりのグリスが流れ出てきました。

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洗浄したベアリングをチェックすると、ザラザラした感触で動きます
部分的にガタガタと引っ掛かるような感触もありました。
ボールとボールレースがサビで表面がザラザラになっただけで無く、ボールレースが部分的にガタガタになってしまっているようです。

カーボン製フレームの殆どのモデルに新規格の圧入タイプのBBが採用されていますが、圧入タイプのBBは構造的に防水が十分でないものが多く、雨中の走行時に水が侵入してしまうモデルが多いのが現状です。

今回のロードバイクのように、レースで使用していて雨中走行をする機会が多い場合は、年に数回クランクを取外して、ベアリングのチェックとBB内部を乾燥させる等のメンテナンスを施し、ベアリングのサビを防ぐ必要があります。
レーニングも含めて雨中走行の機会がある方の場合は、さらに頻繁なチェックとメンテナンスが必要になります。