FLUENTE店長の四方山話

自転車について徒然につづっています。

ペダルのオーバーホール


FLUENTEでは、自転車の組み替え、組み上げ、オーバーホールを承っております。
FLUENTEまでご相談ください。


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お客様より自転車のオーバーホールを承りました。

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ペダルは、シマノのロード用SPDペダル PD-A600 が取付けられています。

シマノSPDペダルのベアリング部は、カートリッジ型のような外観をしていますが、かなり小型のボールベアリングを採用したカップ&コーン型になっていて、分解と球当たりの調整が可能です。

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ペダル本体からシャフトごとベアリングのを抜き出して点検しました。

球当たりの感じは、馴染みが出て非常にスムーズです。
手を入れるとかえって調子を落としかねない感じでしたので、このまま新たにグリースを補充するために洗浄しました。
取付けてから一度もオーバーホールをしていなかったためか、グリースを指でこすると、微かにザラザラした感触がありました。

グリースを洗浄した後、改めてベアリング部をチェックすると左右共に僅かにガタを感じました。
グリースが洗い流されて、僅かなガタが感じ取れるようになったようです。

ベアリング部を分解して、球当たり部のチェックをしましたが、特に目立った異常はありませんでした。

良質なグリスを使用して組立て、球当たりを追い込んで調整しました。
ガタが無く非常に軽く回転するように調整することができました。

シマノSPDペダルのベアリング部は、ベアリングのサイズが小さい上にペダル本体を支えている幅が狭いため、耐久性が優れているとは言い難いデザインです。
使用頻度によりますが、できるだけ点検、調整の回数を多くすることをお勧めします。