FLUENTE店長の四方山話

自転車について徒然につづっています。

完組ホイールの調整


FLUENTEでは、自転車の点検、調整、オーバーホールなどを承っております。

FLUENTEまでご相談ください。



FLUENTE
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お客様よりロードバイクの点検、調整を承りました。

オーバーホールではないものの、全体的に点検して調整して欲しいとのご依頼です。

ホイールをチェックしたところ、前後共に目視だけで確認できるセンターのズレがありました。 ホイールを回して点検すると、わずかな横振れと大きめの縦振れも確認できました。
このホイールは、メーカーを出てから一度も調整されていないようですので、少なくともセンターのズレは始めから合ったものと思われます。

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ホイールは、SHIMANO WH-RS30 です。

30mmハイトのリムがブラックとシルバーにカラーリングされている使用ですが、ブラックカラーの部分は塗装やステッカーではなく、リムの半周分だけブラックアルマイトにして、赤いステッカーをシルバーアルマイトとの境に貼って隠しています。

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内側には、リムテープではなく樹脂製のプラグと樹脂製のバルブホールカバーがついています。

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リヤホイールのリムは、スポークテンションのバランスを向上させるために、オフセットリムを採用しています。

センターをチェックすると、前後共mm単位でズレていました。
前輪は左側に、後輪は右側にズレていたので、この自転車は、手放しで真っ直ぐ走らなかったはずです。

前後共、大きめの縦振れを抑えてわずかな横振れを調整し、センターを出しました。
後輪は、スポークテンションの低下が見られたので、スポークテンションを高めてあります。
前後共、振れもセンターも調整が取れていますが、前輪のスポーク数が16本と少ないために、スポークテンションを高め過ぎると30mmハイトのリムでも蛇行してしまうので、蛇行しないギリギリのスポークテンションで調整してあります。