FLUENTE店長の四方山話

自転車について徒然につづっています。

手組ホイールのオーバーホール


FLUENTEでは、自転車の組み替え、組み上げ、オーバーホールを承っております。

FLUENTEまでご相談ください。



FLUENTE
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お客様より、ロードバイクのオーバーホールを承りました。

25年程前にフレームから組み上げてあまり乗らないまま保管していたものを、また乗り始めたいので点検、調整を兼ねてオーバーホールをとのご依頼です。

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ホイールもそのときに組み上げられたものです。
32穴、6本組、イタリアンでオーソドックスに組まれています。

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リムは MAVIC OPEN 4 CD、 ハブはロックナット間寸法が130mmになり、8S対応のフリーボディになった DURA-ACE 7400 です。

ハブは、20年程前に1度オーバーホールをしたとのことですが、球当たりにガタがありました。
開けてみるとキレイなグリスが十分に充填されていましたが、20年程前のグリスなので、全て洗浄して各部を点検しました。
球当たり各部に特に以上は無く、ガタの影響は認められませんでした。

質の良いグリスを充填して組み上げ、球当たりを調整しました。
非常に軽く回る状態に調整することができました。
近年の、ハブシャフトがアルミになりベアリングが小径化された  DURA-ACE のハブよりも、回転具合、耐久性共に優っていると思います。

ホイールとしては、僅かな横振れと若干大きめの縦振れ、フリー側へのセンターのズレがありました。
センターのズレは、大きさから見て組み上げたときからあったもののようです。

経年変化でスポークテンションが低下しているので、振れとセンターを調整しながらスポークテンションを高めました。

前ホイールは、ハブの内部に異状は無く非常に良い状態でした。こちらも古いグリスを洗浄した後、質の良いグリスを充填し組み上げ、球当たりを調整しました。
ホイールとしては、目立った振れやセンターのズレも無く、低下したスポークテンションを高めながら若干の調子をしました。