FLUENTE店長の四方山話

自転車について徒然につづっています。

シールドBBのグリス交換




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お客様よりBBの交換作業を承りました。

スクエアテーパーのシールドBBです。
使っていたBBにガタが出たために、同じモデルで交換して欲しいとのご依頼です。
新品なので、特にグリスを交換する必要はないのですが、シールドベアリングに始めから充填して有るグリスはあまり質の良いものでは無いとの当ブログの記事を読まれていて、質の良いグリスに交換してからの取り付けをご希望です。

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ベアリングのカップを外し、シールドベアリングのシールを取り外しました。
内部には、ブルーのグリスが充填されていました。
指でシャフトを回してみると、シールドBB のスムーズながら粘る様な重さを感じる回転の具合です。

イメージ 3

内部のグリスを洗浄しました。
シャフトを回してみると、軽く勢い良く回ります。
シールドベアリングに始めから充填されているグリスは、かなり固いものが使われていて、粘る様な重さ回転の重さは殆どグリスの固さによるものです。
使用しているとグリスの劣化により回転が更に重たくなったいくものが多いようです。

シールドベアリングに限らず、ベアリングのグリスの交換は、エンジンの慣らし後のオイル交換のような感覚で、ベアリングに馴染みが出た頃にグリスを交換すると良いのですが、今回は、お客様が始めから軽い走りを体感したいとのご希望でしたので、グリスを交換してからBBを組み付けました。