完組ホイールのオーバーホール
FLUENTEでは、自転車の点検、調整、オーバーホールを承っております。FLUENTEまでご相談ください。
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お客様より、ロードバイクのオーバーホールを承りました。
ホイールは、REYNOLDS のカーボンクリンチャー です。
フロントホイール、リヤホイール共に、使用していれば出る程度の縦振れと横振れがありました。
リヤホイールは、ドライブ側へのわずかなセンターのズレがありました。
このホイールは、以前当店で、点検、調整して自転車に装着したものなので、センターのズレは経年変化によるものです。
ノンドライブ側がラジアル組のリヤホイールは、経年変化によるセンターのズレが少し大きく出る傾向があります。
縦振れと横振れ、センターのズレを調整しました。
REYNOLDS のカーボンリムは剛性、強度共に優れていて、スポークが非常に高いテンションで張ってあります。
剛性のあるリムを持ってしても非常に高いスポークテンションをために、20H のフロントホイールのリムは若干蛇行しています。
リヤホイールもスポークが非常に高いテンションで張ってあり、ドライブ側のスポークをに φ2.0-1.8mm、ノンドライブ側のスポークに φ2.0-1.5mm のものを採用して、スポークテンションの差を是正しようとしていますが、ノンドライブ側がラジアル組のためにドライブ側に対するスポークテンションの追従度はあまり高くありません。
リムの剛性と強度からすると、スポークパターンを変更すればホイールとしての完成度が向上するので、やや残念なデザインになっています。
ハブにはREYNOLDS のロゴが入っていますが、DT 製のものです。
フロントハブ、リヤハブ共に、シールドベアリングの内部を洗浄して質の良いグリスを充填しました。
DT 製のリヤハブ独特のフリー機構であるスターラチェットですが、フリー機構が作動中の抵抗が大きいので、グリスを十分に充填するとともに添加剤を加えて、スターラチェットの作動抵抗を低減しています。