FLUENTE店長の四方山話

自転車について徒然につづっています。

手組みホイールの組み替え





FLUENTEでは、乗り方や体重を考えて組み上げる手組みホイールの企画、組み上げ、組み替えを承っております。
FLUENTEまでご相談ください。


FLUENTE
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お客様より手組みホイールの組み替えを承りました。

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 MAVIC GP4 32H のリムと DURA-ACE 7700 のハブで組まれたホイールのリムをクリンチャー用に組み替えて欲しいというご依頼です。

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スポークはDT φ2.0mm が使われていて、フロントはイタリアン 6本組、リヤは逆JIS 6本組でした。

組換え後は、オールシルバーでクラシカルなホイールをご希望です。

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リムを MAVIC OPEN PRO に交換しますが、お客様の体重が重目とはいえ32Hのホイールでスポークが全てφ2.0mm ではオーバースペックなので、スポークは、フロントをφ2.0-1.8mm 組、リヤをドライブ側をφ2.0mm、ノンドライブ側をφ2.0-1.8mmのスポークに変更しました。
リヤのドライブ側を4本組にすると、スポークの交差角が狭まって見えるので、6本組以上で組んで欲しいとのご希望なので、ドライブ側を6本組、ノンドライブ側を8本組 、イタリアンで組んであります。
ニップルは、全てアルミニップルを使用しました。

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交換した MAVIC GP4 は最後期のモデルです。
リムの内側にリムセメントを留めるための窪みが設けられていて、リムの断面が角ばり、リムサイドのブレーキ当たり面の幅が広くなっています。

MAVIC GP4 は、青ラベルと呼ばれるモデルが途中からラベルが変わらないまま画像のような断面形状に変わりました。
これ以前のモデルは、アルミのパイプを潰して成型するパイプリムでしたが、この断面形状のモデルは、押し出し材に材料が変更され、アルミ合金を型から押し出し成型する製法になりました。

MAVIC GP4 は名品と言われていますが、それはあくまでもパイプリムのモデルのことです。
押し出し材で作られたモデルは、パイプリム時代のバネ感が無くなり、重量も重くなってしまいました。