FLUENTE店長の四方山話

自転車について徒然につづっています。

ロードバイクのブレーキのセッティング


FLUENTEでは、ブレーキのセッティングのご相談を承っております。

ブレーキの効きの改善だけで無く、ブレーキレバーのタッチの調整やブレーキシューやブレーキパッド、ディスクプレートの変更によりブレーキのコントロール性の調整も可能です。

FLUENTEにご相談ください。


FLUENTE
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お客様よりロードバイクのブレーキの効きを改善して欲しいとのご相談を承りました。

手が大きく無い女性のお客様で、STIレバーのブラケットを持っている時、上からレバーを操作すると思ったように減速できずに怖い思いをしているとのことです。


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テクトロのブレーキとソラのレバーの組み合わせで組まれています。

この組み合わせでも絶対的な制動力は十分にありますが、シマノSTI レバーはブラケット部が大きく、手の大きく無い方はレバーを上から操作し難く、ブレーキのセッティングを間違うと十分な制動力を発揮出来ません。

レバーの引しろをギリギリ迄大きく取ったセッティングに変更して、レバーにスペーサーを入れてリーチを調整し、下ハンを持ったときにレバーに指が届き易いようにしました。

レバーの引しろを大きく取ったセッティングにしたときのレバーの操作方法にはコツがあるので、レバーの握り方を説明した後、実際に走ってブレーキを掛けていただきました。
レバーの握り方に慣れが必要のようですが、ブレーキを十分に効かせることができるようになり怖く無くなったと仰っていました。

ロードバイクに乗っている多くの方が、ブレーキレバーの引しろをタイトなセッティングにしています。
レバーを握って直ぐにブレーキが効き始めた方がブレーキを良く効かせることができると誤解されているようです。

機会が有ったら、ブレーキングやダウンヒルが得意な方のブレーキレバーを握らせて貰ってみてください。
レバーの引しろを思った以上に大きく取っていることが多いと思います。

ブレーキレバーの引しろを大きく取ったセッティングで上からのレバー操作方に慣れると、手の大きさによっても違いますが、私の感覚的には下ハンからレバーを操作したときの 80% 程度の制動力でブレーキングできるようになり、上からのレバー操作でもフルブレーキングに近い制動力が発揮できます。

ブレーキレバーを操作の感覚は好みが大きく反映するところですから、セッティングを大きく変えると慣れる迄に時間がかかる場合がありますが、混合交通の一般道を走る限り、思ったときに思ったように減速出来て止まれないと非常に危険です。

ブレーキのセッティングを見直してみてはいかがでしょうか。