FLUENTE店長の四方山話

自転車について徒然につづっています。

完組ホイールの調整

完組ホイールの調整をしました。

イメージ 1

SHIMANO WH-R501フロント用です。

お客様は、ハブのベアリングがダメになった WH-R501 フロントホイールを交換するためにお買い上げいただきました。
お渡し前の点検と調整です。

シマノの低いグレートのホイールには珍しく、センターのズレは殆どありませんでした。 わずかな横振れと若干目立つ縦振れがありました。
このモデルのリムは、スリーブジョイントなので、つなぎ目の精度が低く、大きめの縦振れとして現れていることが多いですが、このホイールのリムは、つなぎ目以外にもニップル穴間に局部的な縦振れが出ていました。

センターを出して横振れを取り、縦振れも殆ど目立たないところまで取ることができました。

バイクパッキング対応のグラベルロード

FLUENTEで自転車をお買い上げいただくと

フィッティングを無料にて行わせていただいております。
適切なサイズの自転車を選択するだけでなく、お客様の体型やスキル、使いかたに合わせて、ポジションを設定いたします。
フィッティングは75分間の完全版で行い、ポジションの設定に加えて、ペダリングや身体の支えかたなど、スポーツ自転車で走るために必要な身体の使いかたをご説明させていただきます。
ご希望の方には、ホイールの着脱、タイヤ&チューブ交換の講習を無料にて受講いただけます。

3ヵ月、6ヵ月、1年、2年、3年の各定期点検を無料にて行わせていただきます。

非常に高い潤滑性能を持つ、FLUENTEオリジナルのチェーンオイル Ceramic のサンプルを差し上げます。



バイクパッキングに対応したマウントポイントと変更可能なフロントアライメントを備えたグラベルロードです。

イメージ 1

イメージ 2

GT Grade Crb.Expert
\321,840(税込み)

イメージ 3

フロントフォークやトップチューブなどに、バイクパッキング用のマウントポイントを装備しています。

イメージ 4

フロントフォークのオフセットを55mmと70mmに変更できるフリップチップフォークをが採用されています。
ハンドル周りに大型のパッグを装着した場合は安定性を確保するためにオフセットを70mmに、シャープでダイレクトなハンドリングを得るためにオフセットを55mmにと、状況に合わせてハンドリングの感触を変えることができます。

イメージ 5

シートステーをシートチューブに接合しない新たなトリプルトライアングル構造、フローティングシートステーを採用して、リア周りの垂直方向の柔軟性を大幅に向上させました。
路面の状況に関わらず、快適なライディングが楽しめます。

イメージ 6

標準で700×37Cサイズのタイヤが装着されていますが、最大42Cサイズのタイヤまで装着可能です。
ディスクブレーキ仕様なので、ホイールを変更すれば650Bサイズのタイヤも装着できます。

ブレーキとシフトワイヤーは、メンテナンスやトラブル時に簡単にアクセスできるように、ケーブルルーティングは外装式を採用しています。
外装式の場合、トラブルが起こり易い電動変速機の配線は、フル内装で対応可能なように作られています。

標準では、φ160mmのブレーキディスクがフロント、リア共に採用されていますが、アダプターを使用することで、フロントにφ180mmのブレーキディスクを装着することができます。(別売)。
たくさんの荷物を積んだ状態での下り坂や荒れた路面でも、強力で安定したブブレーキングが可能になります。

公式インスタグラム開設しました。

[image:1]
FLUENTEの公式インスタグラムを開設いたしました。

公式アカウントはこちらです。
https://www.instagram.com/fluentecycles
Follow Us On Instagram!

皆さまからのフォローお待ちしております。

FLUENTE
TEL&FAX 03-5426-3868
http://www.fluente.jp

WH-R500のリムを組み替えました。

FLUENTEでは、ホイールの組み替え、点検、調整、手組みホイールの企画・組み上げを承っております。
FLUENTEにご相談下さい。

FLUENTE
TEL&FAX 03-5426-3868
http://www.fluente.jp



お客様より、シマノの完組ホイール WH-R500 のリムの組み替えを承りました。

グレードの低い完組ホイールですので、ハブに優れた特徴がある訳ではありません。
通常でしたらハブ、リム共に新しいホイールを組み上げることをご提案するのですが、今回のご依頼は特別です。

イメージ 1

ホイールを分解した後の画像ですが、シマノのハブのフリーボディ部に、新たに作られたフリーを取り付けるネジを切ったフリーボディがハブ体に固定されており、ホワイトインダストリーのフリーが取り付けられていました。
この改造されたハブと、ホワイトインダストリーのフリーを組み合わせて使用したいので、今回のリムの組み替え作業になりました。

できるだけ軽い、フロン用20Hとリア用24Hのリムということで、TNI AL22 のリムをお客様がお持ち込みなさっています。

イメージ 2

イメージ 3

WH-R500 を分解してリム重量を計りました。
フロント20Hが 601g、リア24Hが588gあります。
このホイールのリムは500gを超えていることは承知していましたが、ここまで重いとは思っていませんでした。

イメージ 4

イメージ 5

AL22 の重量も計っています。
フロント用20Hが378g、リア用24Hが368gでした。
TNI AL22 の公称重量は 390g±3% 。
計算上の最軽量は 378g ですが、今回測定したリムは、リア用の24Hが 368g と公称重量より5.5%程軽いものでした。

初めて組むリムなので、スポーク長さを確認するために、真鍮ニップルで仮組みして軽くテンションをかけています。
仮組みなので、ニップル穴の内側の仕上げ処理をしないで組みましたが、ニップル穴の内側の仕上げの悪さによる摺動抵抗を大きく感じる状態でした。
真鍮ニップルでこの抵抗ので大きさだと、摺動抵抗の大きなカラーアルマイト処理のニップル、特にブラックアルマイトニップルで組んだ場合、ニップル穴の内側の仕上げ処理をしないで組むと、ニップルが摺動抵抗が大きなために回せなくなり、スポークテンションが必要なところまで上げきれない状態になる可能性があります。

ハトメ無しのリムのニップル穴の内側は、必ず仕上げ処理を施してからでホイールを組むので問題はありませんが、スポーク数の少ないリムを組む場合、十分にスポークテンションを高める必要があるので、注意が必要です。

フロントは、φ2.0mm プレーンスポークを4本組、イタリアン。
乗り心地と転がりを重視したタンジェント組です。
リアは、ドライブ側にφ2.0mm プレーンスポークを4本組、ノンドライブ側にφ2.0-1.8mm バテッドスポークを6本組、イタリアンで組みました。
お客様のご希望で、シルバースポークにゴールドアルマイト処理のニップルを組み合わせてあります。

フロント、リア共に十分にスポークテンションを高めた状態に組み上がりました。

今回のリムでホイールを組む場合、φ1.5mm 程度のエアロスポークで組まれる例が殆どだと思いますが、φ2.0mmのスポーク20本で組まれたホイールとφ1.5mm のバテッドスポーク32本で組まれたホイールを乗り比べると、20本で組まれたホイールがたわんでいる事がわかります。
今回は、特に軽量なナローリムでホイールを組み上げるということもあり、剛性重視で、φ2.0mm プレーンスポークとφ1.8mmのバテッドスポークを採用しています。

オイルディスクブレーキのエア抜き(ブリーディング)について。

FLUENTEでは、オイルディスクブレーキの点検、調整、エア抜き(ブリーディング)、パッド交換などを承っております。
FLUENTEにご相談下さい。

FLUENTE
TEL&FAX 03-5426-3868
http://www.fluente.jp


イメージ 1

オイルディスクブレーキ仕様の自転車が多くなり、オイルディスクブレーキを装備した自転車の点検、整備の依頼が増えてきました。

オイルディスクブレーキ仕様の自転車を、完成状態で購入された方からの依頼が殆どになりますが、点検するとエア抜きが完全になされていない自転車が目立ちます、というか、今まで点検したすべての自転車のオイルディスクブレーキは、エア抜きが完全になされていませんでした。
さすがに、ブレーキの効きに不安を覚えるほどのエアが残ってはいませんが、ブレーキレバーを握ったときの剛性感が低く(ブレーキタッチがスポンジー)、性能を完全に発揮できていない状態のものがほとんどです。
初めてオイルディスクブレーキを操作した方は、どの程度のブレーキタッチが正常なのかの判断が難しいと思いますし、ブレーキのモデルが変われば、ブレーキタッチもまた変わります。

実際にエア抜きをしてみて、初めてブレーキシステム内にエアが残っていることが確実に分かるのですが、ブレーキレバーを操作することで、エアが残っているかどうか確認する方法があります。

左右のブレーキレバーを同時にに握り、ストロークやブレーキタッチを確認する。
オイルディスクブレーキは、圧縮されない液体を介してレバーの力をキャリパーに伝えているので、ワイヤーの伸びに相当する部分がありません。
ワイヤー式のブレーキのように、ワイヤーが長いリアブレーキ側のレバーのストロークが大きく、ブレーキタッチがスポンジーになることはありません。
厳密にいえば、ホースの長いリアブレーキ側がごくわずかにスポンジーですが、ハッキリと感じ取れるほどの差はありません。
以上のことから、左右のブレーキレバーを同時に操作したとき、わずかでも確実に確認できるブレーキタッチの差があれば、スポンジー に感じた側にエアが残っている可能性が高くなります。 それが、フロント側なら、まず確認にエアが残っています。

ブレーキレバーを素早く連続的に操作して、ブレーキタッチが変化するかを確認する。
ブレーキレバーを素早く連続的に握る動作をしたとき、ブレーキタッチがだんだんダイレクトになる感触があった場合は、エアが残っている可能性が高くなります。
ブレーキレバーを連続的に握ることで、ブレーキシステム内に残ったエア圧縮されていくので、ブレーキタッチがダイレクトになっていくように感じます。

以上のような方法でエアが残っている可能性が確認できた場合は、エア抜き(ブリーディング)を行なって、ブレーキシステム内のエアを完全に抜いて下さい。

レバーを操作してもエアの存在が確認できない場合でも、わずかなエアがブレーキシステム内に残っている可能性があります。
ブレーキパッドが減って、キャパーのピストンの送り出しが大きくなると、ブレーキタッチがスポンジーになり、エアの存在を感じるようになることがありますから、購入してから1度もエア抜きをしていないオイルディスクブレーキシステムは、エア抜きを実施してエアが残っていない状態であることを確認することをお勧めします。

時間が経つと、ブレーキフルードだけでなくミネラルオイルも劣化します。
乗る頻度にもよりますが、1年に一回を目安に、ブレーキオイルのを交換した方が良いでしょう。

チネリのクロモリツーリングバイク

FLUENTEで自転車をご購入いただくと

フィッティングを無料にて行わせていただいております。
適切なサイズの自転車を選択するだけでなく、お客様の体型やスキル、使いかたに合わせて、ポジションを設定いたします。
フィッティングは75分間の完全版で行い、ポジションの設定に加えて、ペダリングや身体の支えかたなど、スポーツ自転車で走るために必要な身体の使いかたをご説明させていただきます。
ご希望の方には、ホイールの着脱、タイヤ&チューブ交換の講習を無料にて受講いただけます。

3ヵ月、6ヵ月、1年、2年、3年の各定期点検を無料にて行わせていただきます。

非常に高い潤滑性能を持つ、FLUENTEオリジナルのチェーンオイル Ceramic のサンプルを差し上げます。



フロントとリアにキャリアを装備した、クロモリフレームのツーリングバイクです。

イメージ 1

cinelli Hobootleg \226,800(税込み)

イメージ 2

標準で、フロントキャリアとリアキャリアが装備されていますので、荷物を自転車本体に括り付ける必要はありません。
フロントにはサイドバッグ、リアにはパニアバッグとキャリア上に荷物という搭載方法で、多くの装備を運ぶ事ができます。

イメージ 3

長時間のライディングに備えて、ボトルゲージのマウントが3か所装備されています。
前後のフェンダーも標準で装備され、雨中や雨上がり直後の走行が想定されています。
フェンダー付きでも、40Cサイズまでのタイヤを許容しますので、多くの装備を安心して運ぶ事ができます。

世界一周のスピード記録を達成したモデルとして、ギネスブックに登録されました。。

フレーム、フォーク共に、コロンバスのクロモリチューブが採用されており、過酷な使用状況を想定した、特殊な防錆塗装が施されています。

完組ホイールの調整

お客様より完組ホイールの調整を承りました。

イメージ 1

ZIPP 303 Firecrest です。

フレが出ているので調整するのに加えて、もがくとフロントホイールのリムがシュータッチするので、できるだけスポークテンションを高めて欲しいとのご依頼です。

前後のホイールともスポークテンションを確認したところ、確かに前後ホイール共に、スポークテンションがかなり低い状態です。
フレを取りつつスポークテンションを高めていく事にしました。

303 Firecrest のリムは非常に剛性が高く、スポークテンションはスポークが切れるまで高める事ができます。
スポークテンションに比例してホイールの剛性が向上する訳では無く、ある点からスポークテンションを高めてもホイールの剛性にどんどん還元されなくなっていくので、スポークが切れるギリギリまでスポークテンションを高めてもあまり意味が無いばかりか、スポークトラブルが頻発しかねません。
今後の調整代を残す範囲で、スポークテンションが高めになるように調整しました。

前後ホイール共に、わずかなセンターズレとやや大きめの縦横のフレがありましたが、全て無くなるよう調整できました。
フロントホイールはスポークの本数が18本なので、スポークテンションを高めにするとリムが蛇行するかも思っていましたが、リムの剛性が高いため蛇行はしませんでした。

イメージ 2

リムのブレーキ面にカンパのカーボンリムに良く似た処理がされていたので、お客様に聞いてみたところ、雨のブレーキングでは処理されて無いリムよりはブレーキの効きは良いが、アルミリムには及ばないとのことでした。

後日、お客様に調整後のインプレッションを伺ってところ、前後ホイール共に剛性感が大きく向上し、全くの別物になったとのことです。
フロントホイールのシュータッチは起きなくなりました。