サスペンションユニットの修理
フルエンテでは、サスペンションのメンテナンス・セッテイングを承っております。
FLUENTEにご相談ください。
FLUENTE
TEL&FAX 03-5426-3868
http://fluente.jp/
お客様よりサスペンションユニットの修理を承りました。
自転車は、前後150mm程度のストロークのフリーライド向け MTB です。
自転車を倒した拍子にエアバルブ部をぶつけて緩んでしまい、エアが漏れて止まらなくなったものを直して欲しいとのご依頼です。
エアバルブが緩んでいる状態を調べるために、エアバルブの抜け止めのボルトを緩める方向に回したところ、クラックが入っていたらしくネジが折れてしまいました。
画像は修理後のものですが、ステンレスのキャップボルトの部分に折れたボルトが装着されていました。
直径 3mm のネジで工具を掛ける部分は2面幅 7mm と、スパナしか掛けられません。 作業性が非常に悪く3mm のボルトに対して大き過ぎる工具での作業になるためにトラブルが起こり易いと考えて、3mm のステンレス製キャップボルトに変更することにしました。
折れたボルトを抜く必要がありますが、エキストラクターを掛けるための下穴を開けるのに、電動工具ではセンターがズレて最悪ネジが切ってある部分を駄目にしかねません。
細いドリルを手で回せるようにして下穴を開け、エキストラクターを掛けて折れたボルトの抜きました。
ネジ自体はほとんど締まっていなかったので、比較的簡単に抜くことができました。
画像のようにステンレス製のキャップボルトに変更してあります。
サスペンションユニットを車体が取付けたままでも作業が可能になりました。
3mm のボルトを 3mm のアーレンキーで締めることになるので、オーバートルクによるトラブルは起こり難くなっています。
サスペンションユニットの修理中に各アジャスターの設定位置を確認しましたが、かなり極端なセッテイングになっていたので、お客様にご相談してオールラウンド向きのセッテイングに変更させていただきました。
